呼吸器内科

ご挨拶

これまでは長らく北海道大学医学部呼吸器内科学教室(内科I)およびその関連病院を中心として研修・研鑽して参りましたが、生まれ故郷の関東に戻る事となり、更に縁あって当院で診療に従事する事となりました。

私自身の治療方針は一言で言うと、「ガイドラインに則った治療」です。
勿論個々人の状況に合わせて調整はしますが、これによりアレルギー学会、感染症学会、緩和医療学会、呼吸器学会、肺癌学会などでコンセンサスを得ている治療法がそのまま当地域の皆様に適用され、安心して医療を受けていただける事に繋がると考えます。
今後の人生を当地域の医療に捧げたいと考えています。これまで呼吸器内科を支えて来た城守貞章医師共々どうか宜しくお願いします。
2019年 10月

呼吸器内科 部長 丁子 卓

特徴・診療の概要

宇都宮記念病院呼吸器内科は、常勤4名、非常勤1名で診療にあたっており、肺癌、間質性肺炎(IP)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、好酸球性肺炎、気管支喘息、肺炎等の呼吸器感染症、その他あらゆる呼吸器疾患を対象とし、成人の呼吸器疾患全般の診断と治療を専門的に行っています。高齢化に伴い誤嚥性肺炎の罹患率は高まっており、さらに急性呼吸窮迫症候群(ARDS)や播種性血管内凝固症候群(DIC)に進展した症例に対しても人工呼吸管理を含む全身管理など急性疾患の治療から慢性疾患の長期管理まで多くの病態に対処しています。間質性肺炎(IP)や慢性閉塞性肺疾患(COPD)に対しての在宅酸素療法の導入も可能であります。また、高血圧、糖尿病などの生活習慣病と密接な関連がある睡眠時無呼吸症候群(SAS)に関しても、検査、CPAP導入及び管理も行っております。睡眠時無呼吸症候群(SAS)は放置しておくと心疾患(狭心症・心筋梗塞など)や、脳血管疾患など命に関わる、様々な合併症を引き起こすと報告されており積極的な加療が必要です。

当科の治療方針としては患者様にわかりやすい説明を心がけ、親切、丁寧な診療を行っております。呼吸器疾患が疑われる患者様の検査及び読影を含め、ご遠慮なくご紹介いただけましたら幸いです。地域の先生方と綿密な連携をはかりながら精査、治療をすすめ病状詳細についても速やかにご報告させていただきます。何卒よろしくお願い申し上げます。