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脳神経外科

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担当医情報

担当医スケジュール(事情により表記と一部異なる場合がございます)

曜日 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
午前 担当医 齊藤 柴田 齊藤 担当医

齊藤
第1・3・5
受付11:30まで

午後

担当医
受付17:00まで

志波
受付17:00まで

柴田
受付17:00まで

齊藤
受付17:00まで

担当医
受付17:00まで

齊藤
第1・3・5
受付16:00まで

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診療内容

脳神経外科は2022年10月より常勤医師3名非常勤医師4名の体制で診療をおこなっています。スタートは2018年5月でしたが脳神経外科専用ope室を新設し、高性能顕微鏡、最新の手術機器を揃え、術中神経機能モニタリングのエキスパート、脳神経外科手術専任看護師が加わり、高難度の手術治療にも対応可能なチーム体制を整えました。

病棟もHCUを4床新設し、透析管理も可能な体制を整えました。脳卒中ホットラインを設置し、24時間365日、急性期脳卒中を始めとする脳疾患への対応をおこなっております。

当科の特徴として、脳ドックを年間4000例近くおこなっているために、未破裂動脈瘤、良性脳腫瘍の症例も多く、それに加え脳卒中、外傷といった救急疾患も増えつつあり、クリッピング、バイパス術、頸動脈血栓内膜剥離術、脳内出血除去術、脳動静脈奇形摘出術、広範囲頭蓋底腫瘍摘出といった高難度の外科治療も多岐にわたりおこなっており、他県からも治療に来られています。

また、脳神経外科顧問に巨大脳動脈瘤、バイパス手術の世界的に第一人者である匠の手、上山博康先生を招聘し、高難度の疾患に対しても積極的に治療をおこなっております。血管内治療では、最新の治療を積極的にされている日本を代表する寺田友昭先生を招聘して治療をおこなっております。上山先生、寺田先生のお力をお借りしながら治療困難な疾患でも諦めずに妥協しない治療をおこない、脳疾患の最後の砦として機能できるように脳神経外科スタッフ一丸となって、邁進して参ります。

診療内容

情熱溢れるチームと
最先端の設備で
栃木の脳外科に新たな一歩を

診療内容

対象疾患

  • 未破裂脳動脈瘤(大型動脈瘤・治療後の再発・治療困難と診断されてお困りの場合もご相談ください)
  • 破裂脳動脈瘤
  • 脳出血
  • 良性脳腫瘍(髄膜腫、聴神経鞘腫など)
  • 虚血性脳疾患(頸動脈狭窄、頭蓋内血管閉塞など)
  • もやもや病
  • 頭部外傷(急性硬膜下血腫 急性硬膜外血腫 慢性硬膜下血腫など)
  • 三叉神経痛
  • 顔面痙攣

本院で脳神経外科治療を受けた患者さんへのお願い

現在当院では「日本脳神経外科学会データベース研究事業(Japan Neurosurgical Database:JND)」に協力しています。
この研究は、2018年1月から日本全国の脳神経外科に入院された患者さんの臨床データを解析させていただき、脳神経外科医療の質の評価に役立てることを目的としています。
解析にあたり提供するデータは、提供前に個人を特定できないように加工したうえで提供いたしますので、患者さんの個人のプライバシーは完全に保護されます。
本研究の解析に自分のデータを使用されることを拒否される方は、当事業実施責任者の脳神経外科科長 齊藤寛浩にその旨お申し出くださいますようお願いいたします。

その他研究事業についての資料の閲覧を希望される方は、研究班ホームページ(http://jns.umin.ac.jp)をご参照ください。

日本脳神経外科学会データベース事業 事務局
一般社団法人日本脳神経外科学会
〒113-0033 東京都文京区本郷5-26-16 石川ビル4階

脳神経外科の特徴

特徴・得意分野

当科の外科治療の特徴は、他院で手術を断られた治療困難な動脈瘤や手術が難しいとされる脳動静脈奇形、頭蓋底腫瘍なども医師側の都合で逃げる事なく積極的に治療をおこなっている点です。師匠である上山先生からの教えを踏襲しており、諦めずに戦い続けるのが信条です。数十ミクロン程度の微細な血管や脆弱な脳軟膜等、損傷しやすい構造物の温存を心がけた丁寧な手術をおこなっています。動脈瘤が大型、血栓化など特殊な場合は、ハイフローバイパスや深部バイパスなど種々のバイパスを併用して、瘤を完全に根治するよう心がけています。

また、夜間祭日であっても脳外科チームの神経生理技師が駆け付け術中にVEP MEP SEPなどの神経機能のモニタリングをおこなうことで、脳神経障害、麻痺等の合併症を未然に防ぐように心がけています(夜間はモニタリングができない施設が大半です)。未破裂脳動脈瘤の合併症として、麻痺、脳神経障害、高次脳機能障害などが懸念されますが、上記手術をおこなうことで精度の高い安全な治療を提供できる様に努めています。お陰様で現在までに未破裂脳動脈瘤213例中mortality&morbidity rate=重篤な障害を後遺された方は一名のみで合併症率=0.47%です。(一般的には2-4%とされています)治療困難と他院で断られた方を多数含む中では良好な治療成績と自負しております。

また、動脈瘤破裂によるくも膜下出血の合併症である脳血管攣縮により、一般的には15%-20%程度の患者さんが、虚血症状を起こされますが、当院では手術中に徹底して脳槽に入り込んだ血腫を反対側まで吸引洗浄して取り除くために、症候性の脳血管攣縮はほぼ起こりません。現在までに123例のくも膜下出血の治療をおこないましたが、経過中に症候性脳血管攣縮を起こされ、血管内治療を必要とした症例は4例(3.2%)です。また、くも膜下出血後に元の生活に戻れる方の割合(mRS 0-2)は、通常40%-50%程度と報告されていますが、当施設では77%です。全症例の内gradeIV, Vの重症くも膜下出血の患者様は44例(35.8%)含まれていたのですが、良好な治療成績を得る事ができています。

動脈瘤等の治療症例数は助手も含めると2000例を超えた日本脳卒中学会技術指導医がおり、上山式の安全で根治性の高い開頭治療と寺田医師による最先端の血管内治療を組み合わせた治療をおこなっています。脳動脈瘤治療後の再発や、大型の脳動脈瘤で治療が難しい、高齢だからといった理由で他院で断られた方は、一度ご相談ください。随時初診外来で診させていただいております。

診療実績・施行実績

2018年5月〜2024年8月25日

脳動脈瘤(直達術) 332例(バイパス併用例37例OA-calcarine・OA-PICA・M3-M3・A3-A3・STA-MCA・STA-ACA・STA-SCA・EC-RA-M2 OA-AICA)
頸動脈血栓内膜剥離術 75例
虚血に対する血行再建術 STA-MCA bypass 42例・STA-ACA bypass 2例・OAPICA bypass 1例・OA-MCA bypass 1例
もやもや病 5例(STA-MCA・STA-ACA・Target bypass)
脳動静脈奇形摘出術 18例
海綿状血管腫 6例(脳幹部2例)
脳腫瘍 90例
開頭脳内血腫除去術 109例
内視鏡下血腫除去術 9例
血管内手術 215例(血栓回収117例・動脈瘤コイル塞栓術23例・CAS16例・VAS1例・ Onyx21例・NBCA21例(硬膜動静脈瘻・脳動静脈奇形など)・PTA3例・その他8例)
急性硬膜下血腫 25例
急性硬膜外血腫 6例
下垂体腫瘍(経鼻) 12例
外減圧 22例
MVD 11例
Embolectomy 12例
その他 359例(気管切開やスパイナルドレナージ等の処置は含めません)

医師のご紹介

副院長
脳神経外科 科長

齊藤 寛浩

専門分野

脳動脈瘤 血行再建術併用、虚血性血管障害(バイパス術・頸動脈血栓内膜剥離・もやもや病など)、良性脳腫瘍

出身大学 日本医科大学
日本医科大学大学院
経歴

1995年日本医科大学付属病院 脳神経外科教室 入局

1996年日本医科大学付属千葉北総病院

2000年中村記念病院病院

2007年埼玉医大国際医療センター 脳卒中外科

2008年東京警察病院

2009年旭川赤十字病院 上山博康先生に師事

2015年札幌禎心会病院

2018年宇都宮記念病院 副院長・脳神経外科 科長

資格

医学博士

日本脳神経外科学会専門医

日本脳卒中学会専門医

日本脳卒中の外科学会技術指導医

臨床研修指導医

血栓回収実施医

所属学会
  • 日本脳神経外科学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳卒中の外科学会
  • 日本脳神経外科コングレス
  • 日本脳神経血管内治療学会

串原 義啓

専門分野

脳腫瘍、脳血管障害、頭部外傷、頭痛診

出身大学 筑波大学
東京大学大学院
経歴

2010年横浜市立市民病院 初期研修医

2012年東京大学 脳神経外科 医局入局

2012年獨協医科大学附属病院 後期研修医

2013年東京大学医学部附属病院 専門研修医 東京都立神経病院 医員

2014年東京都立多摩総合医療センター 医員

2015年社会医療法人社団陽正会 寺岡記念病院 医院

2017年東京大学医学部附属病院 特任臨床医

2018年東京都立駒込病院 常勤医

2022年医療法人財団正明会 山田記念病院 部長

2023年沖縄県立宮古病院 医員

2023年宇都宮記念病院 脳神経外科(10月~)

資格
  • 東京大学医学博士
  • 日本脳神経外科学会 専門医
  • 日本神経内視鏡学会 技術認定医
  • がん治療認定医
  • 臨床研修指導医
  • 脳神経血管内治療学会専門医
所属学会
  • 日本脳神経外科学会
  • 日本脳神経外科コングレス
  • 日本脳腫瘍学会
  • 日本脳腫瘍病理学会
  • 日本がん免疫学会
  • 日本免疫学会
  • 日本免疫治療学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳卒中の外科学会
  • 日本脳血管内治療学会
  • 日本頭痛学会
  • 日本脳ドック学会
  • 日本神経内視鏡学会
  • 日本外傷学会
  • 日本脳神経外傷学会

柴田 あみ

専門分野

頭部外傷、脳卒中、脳血管内治療

出身大学 熊本大学医学科
経歴

2012年日本医科大学千葉北総病院 初期研修医

2014年日本医科大学千葉北総病院 救命救急センター 後期研修医

2016年日本医科大学多摩永山病院 救命救急センター 助教

2017年日本医科大学千葉北総病院 脳神経外科 助教

2020年日本医科大学多摩永山病院 救命救急センター 助教

2022年宇都宮記念病院 脳神経外科(10月~)

資格

救急科専門医

脳卒中専門医

脳神経外科専門医

脳神経血管内治療学会専門医

脳神経 外傷学会認定専門医

東京DMAT隊員

日本医科大学医学博士

所属学会
  • 日本脳神経外科学会
  • 日本救急医学会
  • 日本脳神経血管内治療学会
  • 日本外傷学会
  • 日本脳神経外傷学会
  • 日本脳卒中学会
  • 日本脳卒中の外科学会
  • 日本集中治療医学会
  • 日本脳神経外科コングレス
  • 日本整容脳神経外科学会