免疫の異常による病気や
感染症の有無を
診断します
関節リウマチ・膠原病などの免疫関連の病気や、梅毒などの感染症の診断に欠かせない検査です。
リウマチ
RA定性
成人の関節リウマチでは約80%が陽性を示し、膠原病や感染症などでも認められることがあります。
健康な人にも約5~10%でRA陽性があらわれるため、関節症状がない場合は経過を観察してください。
- 基準値
- 陰性(-)
炎症反応検査
CRP(C反応性タンパク)定量
CRPとは、体内での炎症や組織の破壊により増加するたんぱく質のひとつです。
感染症・自己免疫疾患・悪性腫瘍などにより数値が上昇します。
- 基準値
- ~ 0.4 mg/dl
梅毒検査
RPR(カードテスト)
性感染症の一種である梅毒の感染の有無と、その活動性を確認するためにおこないます。
梅毒に感染後、早いタイミングで陽性となるため早期診断に有効です。梅毒以外の疾患(自己免疫疾患や感染症など)でも陽性を示すことがあり、これを生物学的偽陽性といいます。
TPHA
RPR(カードテスト)が陽性だった場合、梅毒と生物学的偽陽性の鑑別のためにおこなう検査です。
特異度が高く梅毒以外ではほとんど陽性になりません。RPRとTPHA両方の検査を実施することにより、梅毒の確定診断となります。
甲状腺
TSH
脳から分泌され甲状腺ホルモンを調節するTSH(甲状腺刺激ホルモン)の量を調べる検査です。甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)・甲状腺機能低下症(橋本病など)のスクリーニング検査として用いられます。
- 基準値
- 0.5 ~ 5.00 μIU/ml