呼吸器外科

特長・得意分野

肺癌の手術はほぼ全例Hybrid VATSでおこなっており、皮膚切開は5〜7cmの小開胸で、傷は埋没縫合のため抜糸はなく約1週間程度の入院です。肺葉切除が基本ですが、2cm以下の早期肺癌症例が多いため、区域切除術も積極的に行っております。またComplete VATS(完全鏡視下:術中直接手を触れず完全にモニター視野だけで肺葉切除などを行う)は自治医大呼吸器外科の坪地教授のご指導で安全に行っております。一方、自然気胸などは3mm細径器具などを使用したreduced port surgeryや術後疼痛予防のためソラシックドレーンではなくマルチチャンネルチューブを使用して痛みの軽減に努めています。

2022年 呼吸器外科手術件数 計106例

(2022年1月〜12月)

原発性肺癌 40例
胸腔鏡下(VATS)肺葉切除術 18例
胸腔鏡下(VATS)肺区域切除術 14例
胸腔鏡下(VATS)肺部分切除術 8例
縦隔腫瘍
(VATS or 胸骨正中切開)
15例
胸腺腫 3例
胸腺嚢胞 5例
心膜嚢胞 4例
気管支原性嚢胞 2例
縦隔内甲状腺腫瘍 1例
自然気胸 (全例VATS) 35例
肺良性腫瘍 5例
急性膿胸 (VATS醸膿胸膜切除術) 3例
胸壁腫瘍 (神経鞘腫, リンパ腫, 脂肪腫) 5例
外科的生検 (前縦隔腫瘍生検, 鎖骨上リンパ節生検) 3例
  

認定施設

日本外科学会修練施設、日本胸部外科学会教育施設、日本呼吸器外科学会関連施設、日本呼吸器内視鏡学会関連施設、日本呼吸器学会関連施設