医療法人中山会
宇都宮記念病院
総合健診センター

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大腸検査

食生活の欧米化により、日本人の大腸がんはここ20年間増え続けています。今後もさらに増加し、2015年頃には胃がんや肺がんを抜いてがんによる死因の第一位になると予想されています。まさに大腸がんは私達にとって"身近に迫った危険"といえる存在となってきました。しかし、大腸がんは他のがんと比べると悪性度の低いものも多く、早期に発見できれば完全に治すことも十分に可能な病気です。最近では内視鏡治療の進歩もあり、開腹手術をしないで内視鏡下に処置できる症例もかなり増えてきました。早期発見するためには症状のないうちに定期的に健診を受けることが重要です。

便潜血反応検査による発見率
1日法2日法
進行がん85%95%
早期がん45%50%
ポリープ25%30%

大腸がん検診で今一番広く行われているのは便潜血検査です。便を2日続けて採る2日法の場合、進行がんでは80〜90%、早期がんでも約50%が陽性となると言われています。(図1)非常に簡単で経済的でもあり、検診の一次検査としてはうってつけの検査です。この検査は文字通り便中に血液が潜んでいるかどうかをみる検査で、最近では便中のヒトヘモグロビンという蛋白に対する免疫反応を利用した方法が行われています。昔の便潜血検査では食事中の動物の血液や鉄剤などの薬剤や、緑黄色野菜などに反応することがありましたが、今の方法ではそのような影響は受けません。

便潜血検査は確かに有用な検査ですが、便潜血検査が陰性ならば大腸がんではないとは言いきれません。免疫法による偽陰性の要因としては 1.採便から検査までの保存が不適切(長時間経ったものや高温下での保存でヘモグロビンが壊れる) 2.採便部位や量が不適切 3.がんからの出血が間欠的(出血がないときに検査しても拾い上げられない) などがあります。

大腸がんになる危険性の高い人として、下記が知られています。

  1. 40歳以上の人 (40歳以上で大腸がんの発生率が急に増加する)
  2. 偏った食生活をしている人(脂肪が多く食物繊維の少ない食事をしている人)
  3. 家族に大腸がんのいる人
  4. 大腸ポリープがある人または出来たことのある人
  5. 特殊な大腸疾患のある人

これらに当てはまる方は、便潜血検査の結果によらず、少なくとも一度は大腸の精密検査が必要と思われます。大腸の精密検査としては『注腸造影検査』、『大腸内視鏡検査』があります。

注腸造影検査 注腸造影検査1注腸造影検査2

大腸内視鏡検査 大腸内視鏡検査1大腸内視鏡検査2

当院の人間ドックで便潜血検査を基本としていますが、オプション検査として注腸検査や大腸内視鏡検査も実施しております。 この機会に是非精密検査を受けられるようお勧めいたします。なお、人間ドックでは、別の日に検査を行います。

オプション

オプション項目
検査項目検査内容料金(税込)
大腸癌検査便潜血検査(1回法)¥735-
便潜血検査(2回法)¥1,260-
注腸造影検査¥9,975-